小倉ミツバチの豆知識を知る

Q. の質問をクリックすると、答えを見ることができるよ。

▼ Please click here.

Q. ミツバチと環境との関係は?


A. ミツバチは環境の悪化などに敏感で影響を受けやすい生物です。ミツバチの育成や分布によってその地域の環境が評価されることから、「環境指標生物」といわれています。私たち「小倉みつばちプロジェクト」が小倉都心部のビルの屋上で飼育しているミツバチが、まちを元気に飛び回り、屋上の巣箱でハチミツが採れたら、小倉都心部は環境の整った安全安心なまちだといえます。小倉都心部を流れる紫川が見違えるほどきれいな川になり、環境都市としての名を高めていったように、ミツバチの活躍が環境都市・北九州市の名を不動のものにすることでしょう。

Q. 「蜂群崩壊症候群」ってなに?


A. 「蜂群崩壊症候群 (CCD) 」は、2000年代に入り世界各地で報告されるようになりました。これは、ミツバチが飼育中の巣箱などから突然姿を消し、群が維持できなくなる現象のことです。周囲でミツバチの死骸が発見されないことも珍しくありません。原因には諸説ありますが、中でも最近になって有力視されているのが、ネオニコチノイド系農薬の影響です。ネオニコチノイドはミツバチの神経に作用し、方向感覚を狂わせることから「蜂群崩壊症候群」を引き起こすのではないかと考えられています。

Q. もしミツバチがいなくなったら、どうなる?


A. これまでのように野菜や果物を食べることが難しくなるかもしれません。というのも、ミツバチは花の蜜を集めているだけではななく、野菜や果物の実りの多くはミツバチの受粉の恩恵だからです。ミツバチは、なんと世界の作物の3分の1を受粉しているともいわれています。そのため、ミツバチの減少は世界にとって大きな問題なのです。

Q. ミツバチの尻振りダンスってなに?


A. ミツバチは、お尻を振りながら8の字にダンスを踊ります。このダンスにちゃんと意味があることを解明したのが、ドイツの昆虫学者カール・フォンス・フリッシュ博士です。博士は、ミツバチのダンスは巣の仲間達に、蜜がたくさん取れそうな場所を知らせるミツバチの⾔葉だということを発見しました。この発見によって、博士は1973年にノーベル⽣理学・医学賞を受賞しています。ミツバチの尻振りダンスによる情報伝達は、驚くほど正確です。慣れれば人間でも、その場所の位置や距離を知ることができるとか。尻振りダンスは、ミツバチにとって重要なコミュニケーション手段なのです。

Q. ハチは⼀度刺したら死んでしまう?


A. 確かにミツバチは死んでしまいます。しかし、ハチによって針の構造が違うため、すべてのハチが死ぬわけではありません。一度刺すと死ぬハチは9種類ほどで、ほとんどのハチは何度も刺すことができます。ミツバチが死んでしまう理由は、ミツバチの針に一度刺すと抜けない「返し」がついているからです。そのため、一度刺すと、針と自らの臓器の一部を体から切り離してしまうことになり、死んでしまうのです。

Q. セイヨウミツバチとニホンミツバチの違いは?


A. 日本のミツバチは、セイヨウミツバチとニホンミツバチの2種類に大きく分けられます。セイヨウミツバチの原産地はヨーロッパやアフリカ・中央アジアなどで、家畜として改良されてきました。日本には明治以降に輸入され、現在販売されているハチミツのほとんどは、このセイヨウミツバチのハチミツです。一方のニホンミツバチは、もともと日本に住んでいた在来種です。品種改良されていなくて飼育が難しく、ハチミツの生産には向いていないといわれています。

Q. ハチの巣はなぜ六角形?


A. ハチの巣は、正六角形の部屋を隙間なく並べた構造になっています。これを「ハニカム構造」といいます。「ハニカム構造」は、強度を損なわずに、必要な材料を最小限にできる、シンプルで頑丈な構造として、私たちの社会でもさまざまな場面で使用されています。ミツバチにとっても六角形は作りやすく、しかも空間を無駄なく使うことができる、巣穴に最も適した構造なのです。ミツバチは、触覚で寸法を測りながら、正六角形の巣穴を作っているそうですよ。

Q. ミツバチは一生で集めるハチミツの量は?                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      


A. 一匹のミツバチは、一生で小さめのスプーン1杯分ほどのハチミツを集めるといわれています。ちなみに、働きバチの寿命は約1カ月ほどだそうです。

Q. 抜け毛にはハチミツが効果的?


A. 抜け毛、切れ毛の原因の一つとして考えられるのが亜鉛不足。亜鉛が不足すると最初に影響が出るのは髪の毛で、髪の毛の成長が遅くなり、細くなるといわれています。実はハチミツには、この亜鉛が含まれているため、適量を摂取することで髪の調子を整えることができそうです。それ以外にも、ハチミツには人間の健康維持に必要なミネラルやビタミンがバランスよく含まれています。

※小倉みつばちプロジェクト調べ

団体サポーター会員募集!

お問い合わせはこちら